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2015年5月 2日 (土)

Thomas Lupton, Angela M. Bowey『Wages and Salaries』

No_cover_thumb ちょっと調べたいことがあって、もう30年以上も前のイギリスの本ですが、Thomas Lupton, Angela M. Bowey『Wages and Salaries』(Gower, 1983)をざっと読んだところです。

1.Relationships between pay levels within the firm 1

2.Comparison with pay levels in other firms 39

3.Designing pay systems to influence employee 62

4.Salary systems and structures 96

5.The design of salary systems 109

6.Salaries for manual workers 133

7.The diagnosis and monitoring of payment systems 142

8.Links between government controls and payment 163

9.Conclusion 168

賃金と給料とめぐるいろいろについて実務的でありつつ深く考察している良い本ですが、とりわけ興味を引かれたのは、第6章の「Salaries for manual workers」です。

原著が出た1980年前後はイギリスでも工場労働者にも(それまでの時給制、週給制のwage systemではなく)月給制salary systemが導入され始めた時期なのですが、それによってそれまで得ていた残業手当が出なくなることへのいろいろな議論が紹介されていて、いろんな意味で面白いと感じました。

この前後のイギリスについては、労働組合の活動とそれを潰しにかかるサッチャー政権との激突は詳しく紹介されていますが、その足下でじわじわと進んでいた賃金制度の変化の動きについては、意外なほどきちんと紹介されてきていないように思います。

性質上どうしても実務書が多いので、学者の関心を引かなかったのかもしれませんが、このあたりを細々とでもキチンと研究し続ける人がいれば良かったのになあ、という気がしています。

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