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2015年5月21日 (木)

筒井淳也『仕事と家族』

102322筒井淳也さんの新著『仕事と家族 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか』(中公新書)をお送りいただきました。ありがとうございます。

http://www.chuko.co.jp/shinsho/2015/05/102322.html

男性中心の労働環境のため女性が活躍しづらく、少子化が深刻な日本。仕事と家族のあり方は限界にきている。一方、「大きな政府」を代表するスウェーデンと「小さな政府」を代表するアメリカは正反対の国と思われがちだが、実は働く女性が多く、出生率も高いという点で共通している。それはなぜか。歴史的な視点と国際比較を通じて日本の現在地を示し、目指すべき社会を考える。この国で働き、家族と暮らす全ての人へ。

第一章 日本は今どこにいるか?

第二章 なぜ出生率は低下したのか?

第三章 女性の社会進出と「日本的な働き方」

第四章 お手本になる国はあるのか?

第五章 家族と格差のやっかいな関係

終章 社会的分断を超えて

本ブログでも過去何回かシノドスへの寄稿等を紹介したことのある筒井さんが、この問題の本質に突っ込んだ本です。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/by-fad8.html(迷走する運命にあるワーク・ライフ・バランス政策 by 筒井淳也)

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/wlb-7687.html(男女均等とWLBと日本型雇用)

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-377b.html(経営者意識になりすぎたメンバーシップ型労働者を「もっと経営者になれ」と罵る人々)

本書では、第3章の「女性の社会進出と日本的な働き方」が、まさにこの問題を取り上げています。ごく簡単にまとめれば、日本の均等法は、無限定的な働き方の総合職において女性を差別するなという法律であり、それゆえに、その差別禁止が実現した先には性別分業社会になってしまうというパラドクスです。このあたりの消息を、単純に割り切ることなく、丁寧に筋道を追いかけながら辛抱強く論じていくところに筒井さんらしさが現れていると言えましょう。

ちなみに、そのほかに筒井さんが登場する本ブログのエントリは以下の通り。リンク先の文章は本書とつながっています。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-f0e9.html(てかこの社会学者がイケメン過ぎてどうしよう)

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この本のトピックとは全然違いますが、こんなのも・・・

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-4f64.html(「権力」概念のない経済学の解雇問題への一帰結)

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