警官労働組合へのストライキ禁止は結社の自由違反か?
去る4月21日、欧州人権裁判所がスペインバスク地方の警察官労働組合の訴えに対して、ストライキの禁止は結社の自由の違反ではないと退ける判決を出したようです。
http://hudoc.echr.coe.int/webservices/content/pdf/003-5067285-6235721
たしかに、人殺しだぁっ、と警察に駆け込んだら、スト決行中なので後にしてくれと言われたら困るので、そういう判決になるだろうなとは思います。
とはいえ、これによると、バスク自治政府の内務省との労働条件についての交渉が決裂したのでストをしようとしたらダメだと言われたので訴えたということのようで、団体交渉権はちゃんとあることは前提のようです。
ちなみに、以前本ブログで話題になった超リバタリアンなアナルコ・キャピタリズムの世界では、警察機能はそのもっとも本質的な部分まで民営化されているので、論理の指し示すところ当然スト権もあることになるでしょうけど。
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