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2015年5月11日 (月)

吉田典史『会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ』

Kuchiguseあの『悶える職場』でおなじみの吉田典史さんから近著『会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ』(KADOKAWA)をお送り頂きました。ありがとうございます。

「社畜になるな」「ウチの部署では無理」「俺は闘ってきた」……。会社で落ちこぼれる人には共通して口にする言葉があり、出世する人には周囲を味方にする言葉がある。会社で生き残る術は口ぐせにあり。

今までの結構重い本に比べると、(よくよく考えるとじわじわと重かったりしますが)わりと軽めのタッチの本です。

その「会社で落ちこぼれる人」の例としてやたらに頻出するのが、吉田さんが付き合っている出版社の方々で、これって業界ではどこの誰だか分かってしまうんじゃない?と余計な心配をしてみたり。

・・・例えば、大手出版社(社員数約600人)の30代後半の編集者や、中堅の出版社(社員数約200人)の40代前半の編集者などは、私との打合せでは、こんな言葉をひんぱんに口にします。

「うちの会社の人事制度は年功序列だから、30代は管理職になれない。それに対して、ベンチャー企業は実力主義だから、力があれば管理職になれる」

私は言い返したくなります。自社の人事制度も知らないくせに、よくそこまで嘘がつけるな、と。

ちなみに、この人達は、後輩である20代社員たちから、「使えないおっさん」と陰口を叩かれまくりなのです。そのことを、面白いくらいに知らないのです。

さらに恥じらいもなく続けます。・・・・・

圧倒的に多くの方々が「あるあるbot」とつぶやきたくなるような光景ですね。

年功序列の真の問題点は、「年功序列のせいで俺様は出世できない」といっている使えない人間をそれでも年功的に処遇せざるを得ないというところにこそあるのでしょう。

それにしても、ここまで特定して大丈夫なの?と思ってしまいますが、この程度では全然特定したことになっていないくらい普遍的な現象ということなんでしょうか。

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