映画「鳥の道を越えて」
本日、下高井戸シネマで上映された映画「鳥の道を越えて」を見てきました。
祖父が指さした山の向こうには、
失われた鳥猟の世界がありました。
禁猟後67年を経て、鳥と人間の関係を改めて見つめ直すドキュメンタリー
何も知らなかった孫がおじいさんの言葉を頼りに訪ね歩いた鳥捕りの歴史が少しずつ剥がされていくさまは、淡々と描かれているだけになかなかスリリングです。
今日は今井監督のトークもあり、映画の中では語られませんでしたが、両親に言ったらそんなもの調べるのは止めろとしかられたというエピソードも語っておられて、映画後半で示された密猟の歴史のトラウマが結構生きていることもわかります。
ついこの間まであった、しかし若い世代にはもう伝えられなくなりつつあるひとつの歴史が、さりげない筆致で描かれた秀作です。
で、この映画とは全く何の関係もないのですが、「鳥捕りのおじさん」が出てくるこの音楽を帰り道思い出していました。冨田勲の「銀河鉄道の夜」です。
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