広田照幸『教育は何をなすべきか』
広田照幸さんより『教育は何をなすべきか 能力・職業・市民』(岩波書店)をお送りいただきました。いつもありがとうございます。
http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?head=y&isbn=ISBN4-00-061037
雇用の空洞化や民主主義の機能不全が進行する現代日本で,教育は未来の社会に向けて何をしていけばよいのか.教育の中の能力観,職業人形成のための教育という考え方,そして市民形成の役割をめぐり,教育を改革する方向を多面的に考察する.理論と実証,歴史と現在を往還しながら展開される著者渾身の問題提起.
この画像にはありませんが、オビにはでかく「職業のための教育だけでよいのか?」と書かれていますので、本書第4章に収められている
第4章 職業教育主義を超えて――学校の役割を再考する
が一つの軸であることは間違いないでしょう。第4章は、同じ岩波から宮本太郎編で出た『自壊社会からの脱却』に書かれたものですが、そのときに、本ブログで次のように紹介しておりました。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-91a1.html(職業教育主義は超えられるか?)
今日のさまざまな課題を各論者が取り上げていますが、その中で特に興味深いのは広田照幸さんの「学校の役割を再考する-職業教育主義を超えて」でしょう。
わたくしの「ジョブ型正社員の構想」が、生活保障システムと並んで教育訓練システムを整備すべき重要な課題として打ち出しているのに対して、広田さんはある意味で真っ向から疑問を呈しておられます。
第4章はその時の論文のままですが、今回の本では序章で各章について解説している中で、特にこの第4章についてはもう一遍腰を入れてかなりの分量を割いて論じておられまして、いろいろと感じるものがありました。
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