今野晴貴『ブラック企業2 「虐待型管理」の真相』
いや、まだ出てません。3月20日発売だそうです。
文藝春秋のサイトに広告が既にアップされているので、期待を込めて紹介。
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166610037
嫌なら辞めればいい、では解決しません
前著『ブラック企業』で若者を使い捨てにする雇用問題を告発した筆者が、三〇〇〇件の労働相談から提言する「決定的解決策」!
「ブラック企業」がこれほど知られても、被害が拡大し続けているのはなぜか? 前著『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』(文春新書)で問題提起した著者が、年2000件以上の労働相談の現場から、そのメカニズムを解明します。なんと、被害者の多くはブラック企業に積極的に入社し、自ら「辞めない」で働いているのです。そのポイントは長時間労働と「虐待型管理」によって精神を破壊する労務管理。それこそがブラック企業の利益の源泉なのです。「残業代ゼロ法案」で、あなたの会社も他人事ではありません!
そう、「嫌なら辞めれば」は、そういう働き方を嫌になるはずだということを前提にしているけれど、それこそやりがい搾取で、ベンチャー社長から「さあ、一緒にがんばろう」と言われると、へとへとになりながら「嫌になれない」から「辞められない」のでしょう。
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コメント
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「嫌なら辞めれば」とおっしゃるブラック社長さんは、それこそ日本の法令にのっとった経営が嫌なら、北朝鮮でもシリアでも行けばいいじゃん(当地の支配層とうまく渡りをつけさえすれば、ブラック経営やりたい放題)。
投稿: 原口 | 2015年3月 1日 (日) 23時24分