第88回日本産業衛生学会の案内
今年の5月13日~16日に大阪で開かれる第88回産業衛生学会のプログラムがアップされています。
http://convention.jtbcom.co.jp/jsoh88/program.html
今回、シンポジウム4として、「新しい労働時間規制と疲労対策―勤務間インターバル制度に関連して―」が行われます。
最近、ホワイトカラー・エグゼンプションの導入が再び検討されるなど、わが国の労働者の働き方が大きく変わる可能性が出てきた。その中で、大きく懸念されることは経済的な利益の追求をよそに、過重労働や過労死などの問題で、働く者の健康や安全、生活が損なわれていくことである。しかし、今後、利益追求型の新しい働き方が登場した場合、従来の過重労働対策がどこまで歯止めをかけられるか未知数である。本シンポジウムでは、EU諸国で導入されている「勤務間インターバル制」等に焦点をあてながら、それら対策の長所や改善点などを踏まえて、労働者の生活や健康、安全を「衛る」新しい疲労対策の可能性を探る。
私も登壇して、主としてEUの労働時間規制についてお話しします。
座長 近藤 雄二(天理大学体育学部体育学科) 城 憲秀(中部大学生命健康科学部保健看護学科).
演者 濱口桂一郎(労働政策研究・研修機構)
「EUの労働時間指令、勤務間インターバルによる労働時間規制について」池添 弘邦(労働政策研究・研修機構)
「わが国における勤務間インターバル制の実態と課題」岩根 幹能
(新日鐵住金株式会社 和歌山製鐵所 安全健康室 一般財団法人 NSメディカル・ヘルスケアサービス)
「過重労働対策の現状と課題」久保 智英(労働安全衛生総合研究所)
「労働者の疲労回復と勤務間インターバル」
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