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2015年1月28日 (水)

『法律時報』2月号も労働法特集

06745法律雑誌は『ジュリスト』だけでなく『法律時報』も労働法特集です。

http://www.nippyo.co.jp/magazine/maga_houjiho.html

■特集
労働規制の緩和と労働契約論の課題

規制緩和政策と労働契約論……野田 進 
有期労働契約の無期転換政策のゆくえ
――特例の創設と合意の「乱立」からみえるもの……きょう・びん 
労働契約法理と限定正社員
――「限定」性を形成する合意の労働契約法理上の意義……新屋敷恵美子 
雇用の安定性を確保する労働者派遣法制とは何か……高橋賢司 
労働時間規制「改革」の動向と課題……中窪裕也 
解雇法制をめぐる動向と課題……野川 忍 
雇用特区と労働契約……野田 進 

いくつかの論文には疑問のあるところもありますが、それより何より、今回の特集で一番びっくりしたのは、この伝統ある法律雑誌に、こういう注がついていたことです。

中窪裕也さんの「労働時間規制「改革」の動向と課題」の中で、

・・・しかし、現在の労働時間規制が「成果で評価」することを妨げているかのような言い方は、ミスリーディングと言わざるを得ない(8)。

という本文についた注(8)で、

8)濱口桂一郎氏が、ブログ「EU労働法政策雑記帳」でたびたび指摘されているところである。

と、拙ブログを参照していただいています。ま、たしかにこの趣旨のことはいやと言うくらい書いてきた感があります。


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