なぜ日本では女性が活躍できないのか?
WEB労政時報のHRWatcherに「なぜ日本では女性が活躍できないのか?」を寄稿しました。
http://www.rosei.jp/readers-taiken/hr/article.php?entry_no=317
突然の解散総選挙で、肝いりで提出された女性活躍推進法も成立せず仕舞いになるようです。そこで改めて、何で今ごろ女性の活躍を法律で推進しなければならない状態なのかを考えておきたいと思います。
確かに、2013年12月に世界経済フォーラムが発表した「ジェンダーギャップ指数2013」では、136カ国中105位でした。この10年間ですら、2006年に115カ国中79位だったのが、どんどん順位を下げていき、2010年には134カ国中94位、2013年には136カ国中105位にまで落ちているのです。ここには何か、法律の条文には現れていない、女性の活躍を阻害する要因が日本の社会に働いているに違いありません。それを一言でいえば日本型雇用システムの特殊性にあります。欧米の「ジョブ型社会」では、企業とはまず「職」の束であり、その「職」に相応しい技能を有する人を欠員補充で採用する「就職」が行われます。・・・・・・
最近、女性関係の文章が多くなったな、と。そのうちまとまった形になるかも知れません。
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