考察はすごいが論文の本化だから・・・
『日本の雇用と中高年』にまたアマゾンのレビューがつきました。
「読書マン "読書"」さんの「考察はすごいが論文の本化だから・・・」という評です。
http://www.amazon.co.jp/review/R29DV0EUD9MFJR/ref=cm_cr_pr_perm?ie=UTF8&ASIN=4480067736
濱口先生のこれまでの著作は、ほんとうに考察が深いし、官僚出身ゆえ法律を間近で見られてきたからこそのものがある。
ただ、前著『若者と労働』もそうだが、文体や表現方法は論文の本化と言ったほうがよく、雇用・中高年というキーワードに関連する前提知識・感覚に乏しいと理解は難しいと思う。それを込めて★4つにした。
けれども、雇用を体系的に理解し、働くことが難易度を増している現状を理解するにはうってつけの一冊だと思う。
とのことです。
書いた立場から一言付け加えておくと、やはり一冊の新書として出すだけに、論文の本化ではないような工夫を凝らしたつもりではあるんですが、想定読者層がある程度労働問題に関心を持っていろいろ読んでいる人になってしまっているのは否定できないのでしょうね。
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