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2014年10月 8日 (水)

本田由紀『もじれる社会』

9784480067906_2本田由紀さんから『もじれる社会』(ちくま新書)を頂きました。ありがとうございます。

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480067906/

ざっと目を通した感じでは、いろんな所に書かれた文章を集めたもので、熱心な読者には余り目新しいところはないですが、こうやってまとめて通読すると、本田さんらしいところがいっぱいあります。

この本の最大のネタは多分そのタイトルで、前書きで自身こう書かれています。

・・・ブログ名にしていた「もじれ(る)」という言葉も、同様に社会のありようと、それを見ている自分の感情を、一挙に言い表そうとして、自然と頭の中に浮かんだ言葉であった。造語のつもりだったが、既に辞書にあることを、後になって知った。いわゆる「炎上」によって今は公開していないが、一時期は一所懸命に書いていたブログの名前を、書名として生き残らせることができたことが感慨深い。・・・

その「炎上」の当事者の一人であった身としては、そろそろブログの名前としても復活していただけるとうれしいという思いもありますが、いやこれは言い過ぎでしょう。

第1章 社会の「悲惨」と「希望」
「悲惨」について
「希望」の現場より
第2章 戦後日本型循環モデルの終焉
格闘する思想
激動する社会の中に生きる若者と仕事、教育
第3章 若者と雇用
若者にとって働くことはいかなる意味をもっているのか—「能力発揮」という呪縛
若者と雇用をめぐる現状—何が求められているのか
第4章 教育のアポリア
普通科高校における“教育の職業的意義”のあり方
専門高校の意義を再発見する
いじめ・体罰・自殺の社会的土壌
第5章 母親・家族への圧力
いま、家庭教育を救うには
不安の中で先祖返りする若者たち—「夫は外、妻は家庭」意識の増加
親としてのあり方
「人間力」の圧力—女性たちは何を求められているのか?


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