ノーベル賞:物理学賞に中村修二氏ら日本人3氏
いや、もちろん、政治的思惑だけで授賞する平和賞なんかと違って、その学問的業績自体で授賞する天下のノーベル物理学賞ですから、素直にお祝いすべきことに一点の疑いもありませんが、
http://mainichi.jp/feature/news/20141008k0000m040028000c.html
スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2014年のノーベル物理学賞を名城大(名古屋市)の赤崎勇・終身教授(85)、名古屋大の天野浩教授(54)、米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授(60)の3氏に贈ると発表した。
赤崎氏と天野氏は、窒化ガリウムを使った半導体結晶の加工技術を確立し、長年不可能だった青色発光ダイオード(LED)や青色半導体レーザーなどの開発に成功。中村氏はそれらの量産技術を開発し、世界で初めて製品化した。・・・
それにしても、この日本で、職務発明をはじめから企業に帰属させようという法改正が進められているさなかに、当のその中村修二さんがノーベル賞を受賞するというのは、何とも見事なまでのタイミングではあります。
これからこの法改正についてマスコミが報ずるたびに、識者として中村さんの声が伝えられることになるわけですな。
ちなみに、これまた全く図ったわけではないのでしょうが」、『月刊連合』が「職務発明に関する権利の法人帰属化は発明のインセンティブを削ぎ、人材流出を招く」という座談会をやってますね。水町勇一郎さんが労働法サイドから出席しています。
http://www.jtuc-rengo.or.jp/shuppan/teiki/gekkanrengo/backnumber/new.html
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ノーベル物理学賞 安倍首相「挑戦続けた結果だ」
安倍晋三首相は8日午前の参院予算委員会で、名城大終身教授の赤崎勇氏(85)ら日本の3人のノーベル物理学賞受賞について、「久々にうれしいニュースが舞い込んできた。日本人皆にとっての誇りで、日本人皆が喜んでいる。誰もが困難だと思っていた開発に、幾度の失敗にも諦めずに挑戦をし続けた成果だ」と強調した。
また、「基礎的な研究開発から大量生産に至るまで日本人が関わった点においても素晴らしい。日本の技術開発のレベル... [続きを読む]
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