山田・木下・五十嵐・今野鼎談@『POSSE』24号
さて、昨日ちょっと触れた標記鼎談(正確には、「鼎談」というのは3人でやるものなので、4人のはなんといえば良いのか、暇な人は漢和辞典で調べてください)ですが、人手不足の分析から、生産性の話、限定正社員制度、女性の活用、メンバーシップからジョブへ、そして外国人労働と、広範なトピックを論じています。
その中で、私が結構以前から本ブログなどで力説していた、
まさに物的労働生産性/付加価値生産性の区別がないままに、生産性が上がらないから賃金が上がらないといった論調が横行しています・・・
といった論点が的確に提示されているのは、好ましいことです。
限定正社員/ジョブ型正社員をめぐっては、今野さんが刺激的な概念提起を連発し、山田さんも木下さんも五十嵐さんも見事に応答して、なかなかスリリングな議論の展開になっています。これはもう、いちいち紹介しませんので、ぜひ本誌を読んでくださいね。
(追記)
ちなみに、わたくしと渡辺輝人さんとの対談に対しては、金子良事さんが
http://ryojikaneko.blog78.fc2.com/blog-entry-345.html
hamachan対談、人を最初えーっ!と驚かせて、最後、常識的なところに落ち着く、というのは「つりばし効果」を利用した一つの手法なんだなという感想。
とコメント。
いや、吊り橋効果なんて全然意識していませんけど。素直な議論を余りにも素直に展開したらこうなるというだけで。
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