ちくま新書ブックガイド
筑摩書房から『ちくま新書ブックガイド』が届きました。
ちくま新書が創刊されてから20年ということで、ちくま新書にものを書いた人が、自分の「この一冊」について小文を寄せている小冊子です。
私は、創刊時に刊行された島田晴雄『日本の雇用』を挙げましたが、
島田晴雄『日本の雇用-21世紀への再設計』
創刊時の一冊だが長く品切れ状態。しかし、年功賃金や新卒一括採用など日本型雇用制度の見直しを訴えたその内容は、20年後の今だからこそ広く読まれる値打ちがある。労働市場改革論がややもすれば労働者の権利を否定する議論になりがちだったこの20年間を反省し、改革論の原点を確認するためにも、再刊を要望したい。
ほかの方々が挙げているのを見ると、なかなか面白いです。
本ブログの関係者で見ると、
今野晴貴:竹田茂夫『ゲーム理論を読み解く』
常見陽平:沼上幹『組織戦略の考え方』
仁平典宏:大澤真幸『戦後の思想空間』
古市憲寿:鈴木謙介『サブカル・ニッポンの新自由主義』
本田由紀:岩田正美『現代の貧困』
というラインナップですね。
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