『HRmics』19号は「錆びないミドルキャリア」特集
海老原嗣生さんのやってる雑誌『HRmics』第19号は、「錆びないミドルキャリア」を特集してます。
リンク先に電子版で全文読めますので、是非何よりも先にそっちを読んでください。
わたくしも登場していろいろ喋ってますが、読む値打ちがあるのは実際に「錆びないミドル」の人事制度を導入している会社の例です。
ちょっと目次から引用すると、
加齢と努力が熟練に結びつくミドルからの職務・勤務地限定正社員/野村不動産
「無限定に何でも」をやめ得意領域を担うプロ集団化/EPファーマライン
店舗と本部を結ぶ情報の結節点 ベテランならではの価値を発揮/セブン・イレブン・ジャパン
"誰もが上を目指す常識"を脱し腕一本で稼ぎ続ける世界へ/大東建託
子育て卒業の主婦も大歓迎 時差ダッチワークで家事との両立も/明光ネットワークジャパン
まさに、「中高年にこそジョブ型正社員」の雄弁な実例と言えましょう。
海老原さんによると、これ以外にも「情報収集までは行ったものの、掲載許可がいただけなかった企業が多数あった」そうです。都銀、信託銀行、損保、建設、GMSなど、いずれも超大手の人気企業だそうで、こういうところに載っけて変なところから文句言われたりするのを恐れたのかも知れませんが、残念なことですね。
無限定なまま追い出し部屋なんぞに送り込むよりはるかに社会にとって有意義なことをしているのですから、是非堂々と好事例を出していって欲しいと思います。
さて、それ以外の連載記事ですが、森戸厩舎の「感情的法理論」は安衛法のストレスチェックの話ですが、冒頭のロウアンエイホウをショウロンポウとかホイコーローと言い間違えるオヤジギャグは、発音が違いすぎてオヤ自虐になってますわよ。
マシナリさんの「公僕からの反論」は「公務員は「親方日の丸」でも「年功序列」でもない」。なんかどっかできいたような・・・。
わたくしの「雇用問題は先祖返り」は、いい加減ネタが尽きただろうという海老原さんの高笑いをよそに、工場法までさかのぼって「物理的労働時間規制の復活?」を持ち出すというしぶとさ。この先どこまで先祖返りするつもりなんでしょうか、と心配です。
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