『中央評論』288号「大学教育と就職」
中央大学が発行している総合雑誌『中央評論』の288号が「大学教育と就職」を特集しています。
http://www2.chuo-u.ac.jp/up/zasshi/chu-hyo-288.htm
編集委員をされている商学部の清水克洋さんよりお送りいただきました。ありがとうございます。
清水 克洋 [巻頭言]シューカツ批判から大学教育批判へ
北 彰 君はもう進路を決めているのだろうか?
中村 昇 私の知らない世界
平松 裕子 就職活動の今から見えるもの
松本 悠子 大学教育と就職
安井 哲章 シューカツ生を見守る大学教員
黒田絵美子 わたしの励まし方
松下 貢 理工学部教育と就職活動
渡辺 新一 寅さんの台詞から考える
友岡 賛 大学の国際化という文脈における就職問題
瀧澤 弘和 比較制度分析から見た大学教育と就職
都筑 学 大学から仕事へのトラジション
中川洋一郎 なぜ、「新卒一括採用」は、外国人には理解不可能なのか
鈴木 寿 コンピテンシー育成教育モデルの就活への応用
牧野 光則 中央大学「段階別コンピテンシー」の意義
松山 善男 大学教育と就職
巻頭の清水さんの軽妙なエッセイもなかなか面白いですが、読んでいって「あ、これ、こないだ読んだ」と思ったのは、中川洋一郎さんの「なぜ、「新卒一括採用」は、外国人には理解不可能なのか」です。
そう、先日、読売新聞のサイトに載っていたのを紹介したばかりです。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-2cb0.html(よくわかるジョブ型とメンバーシップ型)
正確に言うと、読売のサイトに載っているのは『中央評論』のものをだいぶ短く縮めたバージョンですね。こちらには、ネット上のものよりももう少し詳しい記述がされています。でも、あのマンガもまったくそのままです。
ネット版で省略されている主なものは、人に仕事をあてはめる日本型は狩猟採集時代のバンド組織に源流を発する源基的組織であるのに対して、仕事に人を当てはめる欧米型はインドヨーロッパ語族の初期遊牧民に発する派生型組織だという、壮大な文明論ですが、いやあ、ここは山のように議論の余地があるでしょうね・・・・・・。
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