原田泰・齊藤誠編著『徹底分析アベノミクス―成果と課題』
いろんな立場のエコノミストがいろんなことをてんでに語っている本という風情です。
政策実行されてから1年が経過したアベノミクス。その成果に関しては様々な議論がある。本書では、推進派、慎重派の代表的な論客達がアベノミクスの現状と展望を評価した。
高橋洋一とか竹中平蔵とか、突っ込みたくなる人も顔を並べていますが、そういうのはほっておいて、ここでは第10章の「雇用維持から労働支援雇用政策へ」。書いているのは小峰隆夫さんです。
ここで小峰さんは、産業競争力会議や規制改革会議がジョブ型正社員と言っているのに対して、そんな一部だけじゃなくそもそも正社員をみんなジョブ型雇用にするべきだというようなことを言っていますね。
経済学者の議論でもジョブ型とかメンバーシップ型という言葉がごく普通に使われるようになってきているということでしょうか
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