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« メンバーシップ型日本教師の栄光と憂鬱 | トップページ | 『POSSE』23号 »

2014年7月 1日 (火)

本日のNHKクロ現

先日放送された(生で見た人はほとんどいないであろう)「視点・論点」の収録にNHKに行ったとき、収録後ついでに(笑)ということでクローズアップ現代のスタッフに聞かれていろいろとお話しをしたのですが、その時の成果(?)が本日放送されるようです。

http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/#3523(働き方はどう変わる ~“残業代ゼロ”の課題~)

Photo352316月下旬に閣議決定される国の成長戦略で、新しい労働時間制度が盛り込まれた。残業代や休日・深夜手当を無くし、給与を「労働時間」でなく「仕事の成果」で決めるという制度だ。経済界では、無駄な残業代の削減と生産性の向上につながるという期待が高まる一方、労働組合からは、今後適用の範囲や業種が広がると、低賃金・長時間労働につながりかねないと反発の声が挙がっている。残業が常態化し、先進国の中で生産性が最低クラスとされる日本人の働き方をいかに変えていくか。現場取材をもとに、新制度導入のメリット・デメリットを整理しながら、私たちの将来の働き方について考えていく。

私の話を聞けば聞くほど、それはまとめるのが難しいですねえ、と頭を抱えていたディレクターさん、とても適切な人を見つけ出したようです。

出演者 安藤 至大 さん(日本大学准教授)

安藤さんは労働経済学者ですが、多分多くの労働法学者よりも(そしてほとんど全てのケーザイ学者や評論家よりも)この問題について的確なことを言っています。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-1115.html(労働時間に上限の設定を@安藤至大)

(追記)

なんだか、番組のコンセプトが成果主義推しに傾きすぎで、安藤さんの話もいささか曖昧な感じでしたね。

途中で世田谷区のNPOってのが出てきて、見ていると今野さんもコメントしていました。

ということで、上の『POSSE』23号の話題に続く・・・・。

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コメント

私の観測の範囲では,労働関係についてNHKは政府方針に肯定の立場のように見えます.
本エントリの成果主義推しもそうですし,オイコノミアで限定正社員を取り上げた時も「転勤がない」以外の条件については言及がありませんでした("経済"の番組なのに給料の話は一切無し!).
「さまざまな働き方」を選ぶとどうなるか,メリットしか強調しないやり方はどうも信用しきれません.

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