『エコノミスト』誌で拙著書評
1週間のご無沙汰でした。この間、ベルギーで日本EU労働シンポジウムにパネリストとして出席し、またそれに先だって政労使のパネリストの皆さんとともにフィンランドの教育訓練施設やノキアの労使の方々の話を聞くなど、濃密な一週間を過ごしておりました。
さて、その訪欧の出発の先週日曜日に発売された『エコノミスト』誌7月1日号に、拙著『日本の雇用と中高年』の書評が掲載されているということをご連絡いただきました。書評されているのは中沢孝夫さんです。ありがとうございます。
年功型賃金と中高年をめぐる問題が企業の悩みであることは間違いない。しかし、その解決策として「40歳定年制」などの暴論や、中高年の既得権擁護で若者が損をしているといった俗論がまかり通っている。そんな中、本書は雇用問題の第一人者が著した「長く生き、長く働く」ための処方箋である。・・・
最後のところで、
・・・浅薄な雇用論への小気味の良い批判や、労働論や社会制度論など静かだが先人への挑戦的な議論も見られ、知的な興奮を覚える本である。
と、私の書いた思いを見事に掬い取っていただいている書評です。
http://homepage3.nifty.com/hamachan/economistreview.pdf
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