倉重公太朗編『企業労働法実務入門』
倉重公太朗さんからその編になる『企業労働法実務入門』(日本リーダーズ協会)をお送りいただきました。ありがとうございます。(まだネット上に画像なし)
倉重さんと言えば、安西法律事務所の若手代表として各方面で活躍されており、最近も『なぜ景気が回復しても給料は上がらないのか 労働法の「ひずみ」を読み解く』(労働調査会)を共著で出されるなど法政策論の発信面でも大活躍ですが、本書はも少し渋く、経営法曹としての実務に徹した本になっています。
どれくらい実務的かと言いますと、たとえば、労働時間の章の最後の「割増賃金(残業代)への実務対応」のあたりを読むと、
①業務に従事することを明確に禁止する。
②就業規則に時間外労働等は所属長の許可等を要する点を明確に規定する。
③タイムカード打刻のルールを明確化する。
④退職に当たって清算条項を記載した誓約書等を作成させる。
などと、そのやり方が詳しく解説されています。
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