『日本の雇用と中高年』の評判
今月刊行された『日本の雇用と中高年』(ちくま新書)について、いくつかのブログで取り上げられています。
http://tomitomi1.blog.ocn.ne.jp/blog/2014/05/post_5387.html(能率技師のメモ帳)
サラリーパースンが9割を占める日本社会は、まさに会社を中心としたムラ社会。
そのムラに入るということは、「就職」ではなく「就社」であり、仕事そのものではなく「人」を基準にして評価されるというメンバーシップ・・・ムラの掟を守り定年まで勤め上げるということでもあります。
今週は、ニッポンの雇用に関連する書籍を3冊読破。
そのなかでも、日本における中高年雇用の歴史的事実を分かりやすくまとめたのが本書です。学部のリポート的な感じの流れで構成でまとめられており、気軽に読み進めることが出来ます。・・・
ということですので、気軽にお読みください。
http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2014/05/525-19a6.html(きょうも歩く)
おなじみの黒川滋さんの拙著評です。
定年延長と高齢者雇用が必要な社会になっているのに、どうして進まないのか、という疑問に答えてくれる本です。1980年代のジャパンアズナンバーワンの誤解とそれにもとづくシステムが、労使ともに染みついていて、解決を難しくしている、ということを改めて認識しました。・・・
私が語りたかった点を的確に取り上げていただいている点は、やはり黒川さんです。
http://sr-partners.net/archives/51942111.html(特定社労士しのづか 「労働問題の視点」)
こちらもおなじみの篠塚祐二さんです。
・・・私が,これらの著作をもっと読み込もうと思っているさなかに新著「日本の雇用と中高年」が刊行された。しかし,刊行されたからには読むしかあるまいとしかたなく読んでみると,新たな発見がいくつもあった。・・・
このように「日本の雇用と中高年」で考えさせられた点は多すぎて切りがないので,皆さん,購読してみることをお勧めする。
いやまあ、仕方なく読むよりも、気軽に読んでいただきたいところです。
篠塚さんは、例の社労士の権限拡大をめぐって、ブログ上で論陣を張っておられます。私は共感するところが多いのですが、今野晴貴さんとはいくつか食い違うところがあるようです。
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