岸健二編『業界と職種がわかる本 ’16年版』
岸健二編『業界と職種がわかる本 ’16年版』 をお送りいただきました。ありがとうございます。
http://www.seibidoshuppan.co.jp/product/9784415218373/
これから就職活動をする学生のために、業界や職種を11業種・8職種にまとめて簡潔に紹介。就職活動の流れや最新採用動向も掲載。就職活動の基本である業界職種研究の入門書として最適な一冊。
自分に合った業界・職種を見つけ就職活動に臨む準備ができる。
ということで、就活用のガイドブックですが、業界研究に「業界を理解しよう」と並んで「各業界の働く環境を知っておこう」がちゃんと入っていたり、業界研究と並んで職種研究があったりと、結構本格派の本になっています。
◇ 将来を見据えた企業選びのために
◇ 最新動向を1ページでおさらい 就職活動ポイントチェック
◇ 本書の構成と使い方
【第1章】 業界研究
1 業界を理解しよう
2 各業界の働く環境を知っておこう
3 各業界の仕事を理解しよう
【第2章】 職種研究
1 企業のしくみを知っておこう
2 職種への理解を深めよう
3 企業が求める人物像とは?
【第3章】 就職活動シミュレーション
1 就職活動の流れを知っておこう
2 準備なくして勝機なし
3 いざ、企業にアプローチ
4 山あれば谷ありの就職戦線
5 先輩たちの就職活動日記
6 スケジュールチェックシート
【第4章】 最新採用動向
1 学生確保の競争が激化
2 活動時期が大きく変化
【インタビュー】 先輩に聞いた就職活動の極意
◇ 「内定」を得た先に ― 将来を見すえたキャリアデザインをしよう
編者の岸健二さんは、長く日本人材紹介事業協会でこの分野に携わり、最近では労働調査会のサイトで「労働あ・ら・かると」というコラムの執筆者の一人としても活躍しています。
最近のコラムを紹介しておきますと、
http://www.chosakai.co.jp/information/11406/(「ブラック企業を紹介するな」というクレイム)
「若者の使い捨てが疑われる企業」「違法な労働条件下で人材を働かせる雇用主」といった定義が定着しつつあると思える「ブラック企業」という言葉ですが、最近私の仕事である「民間職業紹介を利用しての苦情の受付と対処助言」窓口への、人材の方からの電話やメールでの苦情申立ての中にも、よくこの言葉が使われるようになってきました。
その内容で多いのが、「人材会社から紹介されて求人企業に面接に行ったが、とんでもないブラック企業だった。面接交通費、時給、慰謝料を、その紹介会社に支払ってもらいたい。」「人材会社に求職登録したら、紹介してくる会社はブラック企業ばかりで、まともな求人がない。もう少しマシな求人はありませんか。悪い求人は受付を拒否し、良い求人を選んで紹介してほしい。」というパターンです。・・・
このコラムの書き手の中では、いつも結構洒脱な文章を書かれるので、愛読者も多いと思います。
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