川村遼平『若者を殺し続けるブラック企業の構造』
川村遼平さんの『若者を殺し続けるブラック企業の構造』(角川oneテーマ21)をお送りいただきました。
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=321303000051
POSSEの論客トリオの今野さん、坂倉さんに続き、川村さんも新書デビューですね。
注目を集めるブラック企業問題。無謀な雇用体制の裏で、犠牲となる若者たちがいる。現場の声を聞き続けるNPO法人POSSEの事務局長が、問題の構造とブラック企業がはびこる原因を明らかにする。
左のオビにでかでかと書かれている言葉、「死ぬまで働け」に示される日本的な無制限長時間労働の構造を主として取り上げています。
第1章 “働きすぎ”る若者たち
失われ続ける若者の命
若者の問題としての過労死
社会問題としての過労死・過労うつ第2章 “働きすぎ”が当たり前の社会
“働きすぎ”大国ニッポン
“働きすぎ”はなぜ当たり前となったのか
ブラック企業と多様化する過労死第3章 “働きすぎ”を追認する日本の法制度
“働きすぎ”でも違法にはならない?
整備される残業代を支払わないでよい仕組み
“働きすぎ”かどうかは揺れ動く第4章 悲劇が起こらない社会へ
日本社会が目指すべき形
声を出して社会を動かす
個人でできる“働きすぎ”を克服する取り組み
一点だけ、中身とあまり関係ないことですが、「はじめに」で、いきなり今野さんの流行語大賞のスピーチが延々と引用してあるのは、川村さんの単著としてはどうかな、という気がしました。編集者の考えることかも知れないけど、私だったら第1章冒頭の過労死遺族の言葉から始めると思います。
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