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『若者と労働』への書評

Chuko拙著『若者と労働』に対し、社労士の宗内正行さんがその「まるむブログ」で書評を書かれています。

http://marumublog.blogspot.jp/2014/01/blog-post.html

最近読んだ本を紹介したい。

「若者と労働『入社』の仕組みから解きほぐす」濱口桂一郎(中公新書)。漠然と、現在の日本の労働環境に関する内容を予期していたが、本書は、歴史的経緯を踏まえつつ現在の課題を浮き彫りにしている。欧米共通の労働原則である「ジョブ型」と、実際には日本の労働原則である「メンバーシップ型」とを対比しつつ、加えて日本での労働関連法制が「ジョブ型」の原則で成り立っていることから引き起こされる齟齬が、日本を取り巻く労働関連の課題の大きな要因であるとの指摘は、強い説得力をもつ。近年、若者の就活問題がクローズアップされているが、日本は実は「若者が仕事に就きやすいシステムである(あった)」という説明は、眼からウロコであった。

・・・・・・

以前本ブログで紹介した「キャリア教育のウソ」とも通ずる(著者である児美川孝一郎氏は本書にも登場する)内容である。日本の労働環境、ひいては日本の経済システムが直面する課題については、こういった冷静な分析を踏まえて対処すべきなのだろうと感じた。

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