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大内伸哉『君の働き方に未来はあるか? 労働法の限界と、これからの雇用社会』

26031480_1大内伸哉さんの新著『君の働き方に未来はあるか? 労働法の限界と、これからの雇用社会』 (光文社新書)をお送りいただきました。 いつもありがとうございます。

「正社員であれば安泰」という時代は過去のものとなった。
これからの社会は、「正社員で安泰」というのはごく限られたエリート層だけのものになり、 正社員になれない人、あるいは、正社員になっても「真の意味での正社員」とは呼べない人が増えていく。
そんな時代を迎えたいま、 本書では「雇われて働く」ということは本来どういうことなのか、というところから説き起こし、 正社員のメリットとデメリットは何か、労働法は今後も頼りになるか、IT社会に向けてどのように準備すればよいか、プロとして働くとはどういうことか、 等々を多角的に論じ、「これからの働き方」に迷っている人のための指針を示す。

軽いタッチの一般向け解説書ですが、第1章でいきなり、そもそもローマ法から説き起こして、雇傭は奴隷みたいなものだ、という話から始めて読者を驚かせるあたりは、やはり大内節の面目躍如です。

大内さんのブログ「アモーレと労働法」でかなり詳しい自著紹介をしておられますので、是非リンク先をじっくりとお読みください。

http://souchi.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-0edc.html

いろんな論点が、(大内さんの中では整理されているのだと思いますが)やや次から次に脈絡なく繰り出される感があり、よくわかってない人はあれもこれもごっちゃに理解してしまうのではないかと危惧され、それぞれ分けて議論してほしいな、という感想もあるのですが、何にせよ、労働法学者が書いたとは思えない本です。言うまでもなく、これは褒め言葉のつもりです。

プロローグ
【第1章】雇用の本質
【第2章】正社員の解体
【第3章】ブラック企業への真の対策
【第4章】これからの労働法
【第5章】イタリア的な働き方の本質
【第6章】プロとして働くとは?
【第7章】IT社会における労働
【終 章】パターナリズムを越えて
あとがき

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