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ジョブ型勧誘のメンバーシップ型面接

笑い話でもあり、悲しい話でもあり、要は現場がジョブ型で勧誘しておいて人事がメンバーシップ型で面接する悲劇ということですね。

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1401/20/news036.html(誘っておいて面接で落とす――ここがヘンだよ日本の人事)

・・・「どうしてウチで働きたいと思いましたか?」「ウチでどんなことがしたいと考えていますか?」

就活でも転職でも、これらの質問は、面接の定番です。こういったことを聞かない面接官は少ないと思います。が、誘われて転職する、という状態の応募者にとっては、とても違和感がある質問なのです。

考えてもみてください。誘われた応募者は、ある程度の能力が認められて、ウチで働いてほしいと言われている。それなのに、どうして働きたいのか? と聞かれても、困ってしまいます。してほしいことがあるから誘われたはずなのに、どんなことをしたいのか? と質問されたら、逆に「どんなことをしてほしいのか?」と聞きたくなるでしょう。

 実際、採用の現場ではこういうトラブルがまれに起きるようです。あるエンジニアが、そのスキルを認められて「ぜひウチに来てください。形式上の面接はありますが、話は通しておきますから」と言われて面接を受けたところ、採用担当者がいつもどおり「ウチでどんなことがしたいと考えていますか?」と聞いてしまい「ふざけるな、やってほしいことがあって、その能力を評価したから私を誘ったのだろう!」と怒って席を立ってしまったといいます。その後、そのエンジニアが別の企業で大活躍をしたという悲劇を小耳に挟んだときには、「起きるべくして起きたな」と私は思ったものです。

ジョブ型社会であれば、「こういう仕事ができる人が欲しい」「こういう仕事ができますか」以外にはあり得ない面接の問答が、メンバーシップ型社会では「どんなことがやりたいですか」になってしまうわけですが、それをまさに「こういう仕事ができるお前だから欲しい」といっているはずの相手にぶつけてしまう奇怪さを、しかしながら肝心の人事が感じていないところに、この問題の深刻さがあるわけでしょうね。

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