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2013年12月10日 (火)

きいちさんの書評

読書メーターで、「きいち」さんが『若者と労働』を書評していただいています。

http://book.akahoshitakuya.com/cmt/33972776

日本型雇用と言われてきた「メンバーシップ型」、スキルと経験を武器に企業間移動を標準とする「ジョブ型」。どちらがいい悪いではなく、欧米でもメンバーシップ型の企業はあるし、日本にもジョブ型の歴史はあって、どの社会も言わばグラデーション、長所も矛盾点も抱える。何かを悪者にせず、冷静に実態を踏まえ少しでも矛盾の少ない状態を模索する著者の姿勢がいい。私自身は今どうやら、濱口の提案する「ジョブ型正社員」のようなので実感値もある。◇一番暮らしよいのは、どれか固定じゃなくキャリアの過程で行き来ができる状態なのではと思う。

この社員のあり方へのプレーンな姿勢を、たとえば現在の教育の職業的意義や教育訓練給付金のような過去の施策にも適用すべきだったのではと感じた。改善は必要だけど、断罪は思考停止に直結するのだから。

わたくしのスタンスについて、「何かを悪者にせず」ときちんと指摘していただいているのはうれしい限りです。そう、若者論にせよ、中高年論にせよ、いちばん事態を悪化させるのは「何かを悪者に」仕立て上げるたぐいの議論なのです。まさに「断罪は思考停止に直結する」のですから。

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