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2013年12月26日 (木)

チープな福祉 日本とイギリス

ネット上で話題の古市さんのこの発言

http://president.jp/articles/-/11364?page=4(牛丼チェーンは日本型福祉の1つ)

【古市】なるほど、すき家はいいですよね。牛丼やファストフードのチェーンは、じつは日本型の福祉の1つだと思います。北欧は高い税金を払って学費無料や低料金の医療を実現しています。ただ、労働規制が強く最低賃金が高いから、中華のランチを2人で食べて1万円くらいかかっちゃう。一方、日本は北欧型の福祉社会ではないけれど、すごく安いランチや洋服があって、あまりお金をかけずに暮らしていけます。つまり日本では企業がサービスという形で福祉を実現しているともいえる。

まあ、「資本主義の国のアリス」さんのこの批判で尽きているわけですが、

http://alicewonder113.blog.fc2.com/blog-entry-40.html(安い牛丼や洋服が、日本型の福祉ですって?)

モノが安く提供されているということは、労働力が安価に提供されているということです。牛丼、ファストフード、安価な洋服……そこで働く人々の賃金はどうなっていると思ってるんですかね。

ただ、もちろんお金のない人々に安い商品を提供することがそれ自体福祉であるという発想は、別段「日本型福祉」などと言わなくても、欧州にもあります。ただし、それをチープレイバーで実現しようというんじゃなくて、

http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/22/first-social-supermarket-in-uk_n_4491061.html?utm_hp_ref=tw(失業者や低所得者専用のスーパー、「ソーシャル・スーパーマーケット」とは? )

英国では初めてとなる「ソーシャル・スーパーマーケット」の開店が話題を呼んでいる。失業者など福祉手当の受給者に顧客を限定し、スーパーなどで余剰となった商品を格安で販売する。

提供される商品は、賞味期限が近かったり、パッケージに多少の難があるものなど、通常の流通ルートには乗らなくなったものが中心。

買い物袋一杯に食品を購入しても数百円の価格で済むような値付けになっている。すでに大手の小売業者との提携が出来ており、十分な数の商品を仕入れることが可能だという。

ワケアリ商品を格安で購入して格安で売るというビジネスモデル。労働力が安価に提供されることを前提にしないというところが古市流「日本型福祉」との違いでしょうか。

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