『若者と労働』へのネット上書評
山野晴雄さんの「三鷹の一日」から:
http://yamatea.at.webry.info/201312/article_5.html
日本キャリアデザイン学会のメールマガジン『キャリアデザインマガジン』第112号(2013年12月2日発行)に「私が読んだキャリアの一冊」として、濱口桂一郎さん(労働政策研究・研修機構)の『若者と労働-「入社」の仕組みから解きほぐす-』(中公新書クラレ、2013年)を紹介しました。
拙著の内容を詳しく紹介いただいた上で、
・・・ジョブ型正社員は、現在の日本のように、労働条件の劣悪な非正規労働者になりたくなければ、職務も労働時間も勤務場所も無限定なメンバーシップ型の「正社員」になることを受け入れざるを得ないという、どちらにしても劣化した労働条件のもとで働くというあり方についても問い直すものになっています。これを実現させることは多くの困難を伴いますが、著者が言うように、一歩一歩進めていくしかないように思います。
本書は、現在、日本社会で大きな問題となっている「若者と労働」の問題について、欧米諸国での問題と対比しつつ、その問題点と解決策を論じた書物として、若年労働政策を論じる場合には避けて通れないものとなっています。ぜひ多くの人に読んでもらいたい思っています。
と評していただいております。
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