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2013年12月 4日 (水)

『季刊労働法』243号

Tm_i0eysji0m42g労働開発研究会のHPに、今月中旬に刊行予定の『季刊労働法』冬号(243号)の案内がアップされています。

http://www.roudou-kk.co.jp/quarterly/archives/005917.html

特集は「障害者雇用法制」です。こうしてみると、若手研究者に障害者雇用問題を扱う方が増えたことがわかります。

改正障害者雇用促進法の概要
厚生労働省職業安定局高齢・障害者雇用対策部障害者雇用対策課

障害者雇用促進法の差別禁止条項における「障害者」の概念
    北星学園大学教授 中川 純

障害者雇用促進法における「障害者差別」と「合理的配慮」
    福島大学准教授 長谷川珠子

障害を理由とする雇用差別禁止の実効性確保
    専修大学准教授 長谷川 聡

精神障害者の雇用義務化と今後の課題
    新潟青陵大学准教授 所 浩代

もう一つの第2特集は、国際労働関係法ということですが、これは全然別の話をむりに国際というネタで結びつけたという感じです。

2006海上労働条約と国際労働法の新展開 
    明治大学法科大学院教授 野川 忍

退職後の競業避止特約と国際裁判管轄権・準拠法――アメリカの州際事件を参考に――
北海学園大学准教授 村上 愛

EU経済統合にみる労働関係抵触法の新たな課題~サービス提供の自由と労働法の市場保護的機能の調整~
    中央大学大学院 山本志郎

この最後のトピックは、私もいくつ記事にまとめたことがあるので、どんな風に書かれているのか、興味があります。

そのほかはいろいろです。

■書評■
毛塚勝利著『事業再構築における労働法の役割』を読んで
弘前大学専任講師 成田史子

■連載■
    ■労働法の立法学 第34回■
雇用助成金の半世紀
    労働政策研究・研修機構統括研究員 濱口桂一郎


■イギリス労働法研究会 第18回■
イギリスにおける規制緩和の動向と労働法制への影響
    島根大学教授 鈴木 隆

■アジアの労働法と労働問題 第18回■
インドネシアにおける労働と法
    青山学院大学教授 藤川久昭

■北海道大学労働判例研究会 第31回■
有期雇用契約に設けられた試用期間中の解雇
     リーディング証券事件(東京地判平25.1.31労経速2180号3頁)
    釧路工業高等専門学校准教授 大石 玄

■筑波大学労働判例研究会 第38回■
外国人研修生・技能実習生の受入れに係る関係者の共同不法行為責任の成否
     雲仙アパレル協同組合ほか事件・長崎地判平成25・3・4判例集未登載LEX/DB文献番号25500556
佐賀大学教授 早川智津子

■同志社大学労働法研究会 第10回■
在職中の競業避止義務をめぐる法的課題
     ―ドイツ法の議論を中心に
同志社大学大学院 河野尚子

■神戸大学労働法研究会 第26回■
使用者の配慮を導くアプローチ
 ―労働者の宗教への配慮を素材として―
神戸大学准教授 櫻庭涼子

■ローヤリング労働事件 第11回■
個別労使紛争事件と集団的労使紛争事件の交渉から解決まで
 ~労働側弁護士の職務と使命
    弁護士 棗 一郎

わたくしのは、日本再興戦略で打ち出された雇用調整助成金から労働移動助成金へという話について、歴史的に振り返ってみたものです。

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