『ホワイト企業 女性が本当に安心して働ける会社』
ブラック企業被害対策の本と並べて、ホワイト企業の本を紹介するのも妙なもんですが、そうはいっても同時に黒も白も送られてきたんですから、並んじゃうんですよね。
こちらは経済産業省編『ホワイト企業 女性が本当に安心して働ける会社』(文藝春秋)です。左の表紙写真のオビに映っているのは、経済社会政策室長の坂本里和さん。
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163768403
残業は原則禁止。家族が一緒に暮らせるよう転勤を配慮してくれる。出産してもキャリアアップできる。女性パワーによるヒット商品がある。イクメンにやさしいーーなど。
女性が「働きやすく」「活躍しやすい」ーーそんな「ホワイト企業」の存在を知ってもらおうと、経済産業省が「ダイバーシティ経営企業100選」というプロジェクトのもと、優良企業を選定する試みを始めています。
本書では、有名な大企業から知る人ぞ知る穴場の中小企業まで、「ホワイト企業」に選ばれた25社を徹底紹介。担当した経済産業省の女性室長(自身も四女の母であるワーキングマザー)が、「今まで誰も教えてくれなかった、正しい会社の選び方」を伝授します。
今後、日本の経済、社会はどう変化するか。そのなかで、女性が活躍できる業界、職種はどこか、大学ではどの学部を選ぶべきか、「ホワイト企業」へ就職する方法、会社のなかでどのような働き方をするべきか、についても書かれています。
さらには「ホワイトな働き方」を実践している女性社員8人が登場し、結婚、出産、家事、育児との両立方法を、24時間スケジュールとともに明かします。
女子就活生、働く女性が「賢い選択」をして、すこしでも楽に人生を歩んでいけるよう、本書がその助けとなれば幸いです。
先日、この坂本里和さんが事務局をやっている某研究会に呼ばれてお話をしたことは、本ブログでも書きましたが、
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-2c8d.html(女性が輝く社会のあり方研究会)
次は『女子と労働』かな。
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コメント
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もしも本当のお話しなら素晴らしいと思いますが、にわかには信じられません。
余程エリートやミスコンの上位者ばかりで(詰まる所エリート論の続きとか・・)人気があるような余裕のある会社なのか、それともそのように装っている嘘つき会社、若しくは労働法だけは順守しているがほかできわどいやり方をして荒稼ぎしているようないかがわしい会社でしょうか。
今どきは公務員の職場だって相当ひどい(脱法的)と聞きます。我々小市民は、学校でも職場でも、それかた子供からも、そうしないと成り立たないと教わっています故。
ほんとにそんな会社あるんでしょうか?
投稿: endou | 2013年11月29日 (金) 02時38分