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2013年10月20日 (日)

『福祉+α 5福祉と労働・雇用』総論への短評

120806先月刊行されたわたくしの編著による『福祉+α 5福祉と労働・雇用』(ミネルヴァ書房)について、ツイートで短評を頂きました。

わたくしの書いた総論「福祉と労働・雇用のはざまで」についてのコメントですが、

https://twitter.com/scutum13/status/391545412680560640

濱口桂一郎編著「福祉と労働・雇用」、編著者の総論を読んだが、身がよじれるような奇妙な感覚だった。

https://twitter.com/scutum13/status/391546074369777665

正規雇用になって、自分が直面している仕事上の環境に必死に適応しようとしている自らの現実的な状況と、日本のねじれまくった雇用・福祉システムの指摘はなかなか、それこそ「ねじれ」という感覚になる。

https://twitter.com/scutum13/status/391547216155779073

これ70~80年代の日本的雇用全盛期に青年期をすごした方が読むともう自分の過ごしてきたシステムの前提部分の矛盾を完全に指摘されるものだから、頭がおかしくなっちゃうんじゃないかと思う。

https://twitter.com/scutum13/status/391547784785977344

ちなみに「自分が直面している仕事上の環境」とは目標管理制度によって強制される職務遂行能力への自己評価、上司による評価と、それを元にした目標達成へのプレッシャー、それと全く別軸で、居住地域と職務の無限定性。

https://twitter.com/scutum13/status/391548213330579456

日本的雇用、福祉システムの矛盾を知ったりするよりも職場の現実に適応する方が、現実的に優先順位が高いから、もう読むのやめちゃおう!となりかねない。

https://twitter.com/scutum13/status/391548262697545728

まいった。

いや、読むのをやめちゃわないでくださいね。

以下のように、若手研究者による優れた各論が目白押しに並んでいます。

はしがき 濱口桂一郎
総論 福祉と労働・雇用のはざまで 濱口桂一郎
1 雇用保険と生活保護の間にある「空白地帯」と就労支援 岩名(宮寺)由佳
2 高齢者の雇用対策と所得保障制度のあり方 金明中
3 学校から職業への移行 堀有喜衣
4 障害者の福祉と雇用 長谷川珠子
5 女性雇用と児童福祉と「子育て支援」 武石恵美子
6 労働時間と家庭生活 池田心豪
7 労災補償と健康保険と「過労死・過労自殺」 笠木映里
8 年功賃金をめぐる言説と児童手当制度 北明美
9 最低賃金と生活保護と「ベーシック・インカム」 神吉知郁子
10 非正規雇用と社会保険との亀裂 永瀬伸子
11 医療従事者の長時間労働 中島勧
12 外国人「労働者」と外国人「住民」 橋本由紀

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