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2013年10月 9日 (水)

OECD『成人スキルの国際比較』

146064と、ぐちゃぐちゃ言うてたら、そのPIAACの調査結果を日本中心にまとめた『成人スキルの国際比較』という本が今日、明石書店から発行され、わたくし宛にも送られてきました。

奥付を見ると、ちゃんと2013年10月9日初版第1刷発行、とあって、OECD本部のプレス発表にあわせて刊行していることがわかります。

http://www.akashi.co.jp/book/b146064.html

仕事や日常生活の様々な場面で必要とされる汎用的スキルについて、「読解力」「数的思考力」「ITを活用した問題解決能力」の3分野から評価したOECD国際成人力調査の結果をもとに、日本にとって示唆のあるデータを中心に整理・分析する。

ということで、目次は次の通りです。

はじめに
 OECD国際成人力調査(PIAAC)調査結果の要約
 PIAAC国内調査の実施に関する研究会
 本報告書を読む際の注意

第1章 PIAACの概要
 1.1 調査の概観
 1.2 調査の枠組み
  1.2.1 調査の目的
  1.2.2 参加国
  1.2.3 調査対象・規模
  1.2.4 調査設計
  1.2.5 PIAACと「キー・コンピテンシー」
  1.2.6 PIAACとPISAとの関係
  1.2.7 PIAACと他の成人スキル調査との関係
 1.3 調査実施体制
  1.3.1 国際的な調査実施体制
  1.3.2 日本国内の調査実施体制
 1.4 評価分野及び背景調査の概要
 1.5 調査の対象者と標本抽出
  1.5.1 調査の対象者
  1.5.2 標本抽出
  1.5.3 回収率と非回答バイアス分析
 1.6 調査の実施と結果の処理
  1.6.1 調査の実施
  1.6.2 結果の処理

第2章 成人のキー・スキルの国際比較
 2.1 読解力
  2.1.1 読解力の定義
  2.1.2 読解力の各側面
  2.1.3 読解力の問題例
  2.1.4 読解力の習熟度レベル
  2.1.5 読解力の国際比較
 2.2 数的思考力
  2.2.1 数的思考力の定義
  2.2.2 数的思考力の各側面
  2.2.3 数的思考力の問題例
  2.2.4 数的思考力の習熟度レベル
  2.2.5 数的思考力の国際比較
 2.3 ITを活用した問題解決能力
  2.3.1 ITを活用した問題解決能力の定義
  2.3.2 ITを活用した問題解決能力の各側面
  2.3.3 ITを活用した問題解決能力の問題例
  2.3.4 ITを活用した問題解決能力の習熟度レベル
  2.3.5 ITを活用した問題解決能力と読解力・数的思考力の習熟度との関係
 2.4 総括

第3章 成人の社会的属性とキー・スキル
 要旨
 3.1 年齢
 3.2 性別
 3.3 出身家庭の社会経済的背景
 3.4 学歴
 3.5 職業

第4章 就業者のキー・スキル
 要旨
 4.1 仕事におけるスキル使用
 4.2 仕事におけるスキル使用とスキル習熟度
 4.3 学歴ミスマッチとスキル・ミスマッチ
  4.3.1 ミスマッチの指標
  4.3.2 学歴ミスマッチとスキル習熟度
  4.3.3 ミスマッチと賃金

第5章 キー・スキルの開発と維持
 要旨
 5.1 年齢とスキル習熟度
  5.1.1 年齢とスキル習熟度との関係
  5.1.2 加齢によるスキル習熟度の低下は避けられるか
 5.2 学歴とスキル習熟度
  5.2.1 後期中等教育とスキル習熟度
  5.2.2 高等教育とスキル習熟度
  5.2.3 国内及び各国間の学歴の比較
 5.3 PIAACとPISAの調査結果の関係
 5.4 成人教育・訓練とスキル習熟度
  5.4.1 成人教育・訓練の参加率とスキル習熟度
  5.4.2 国レベルでの成人教育・訓練への参加率とスキル習熟度

第6章 キー・スキルと経済的・社会的アウトカム
 要旨
 6.1 スキル習熟度と労働市場及び賃金
  6.1.1 就業状態によるスキル習熟度の違い
  6.1.2 スキル習熟度、学歴と労働市場への参加
  6.1.3 スキル習熟度、学歴と就業
  6.1.4 スキル習熟度、学歴と賃金
 6.2 スキル習熟度の社会的アウトカム
  6.2.1 信頼
  6.2.2 ボランティア活動
  6.2.3 政治的効用感
  6.2.4 健康
  6.2.5 スキル習熟度、学歴と社会的アウトカム

資料
 資料1 調査対象者の分類
 資料2 背景調査の質問項目

ちなみに、「成人力」という奇妙な言葉に違和感を感じたのは私だけではないようで、今朝の日経新聞のコラム「春秋」は、

http://www.nikkei.com/article/DGXDZO60840160Z01C13A0MM8000/

・・・しかし、経済協力開発機構(OECD)が初めて行った「国際成人力調査」は、2人のいう「成人力」を知るためのものではない。まずは、原題を「○×力」という賞味期限が切れかかった造語に翻訳したお役所のセンスが悪い、と小言を呈したうえでの話である。

日本語には「技能」という立派な言葉があるのに、文部科学省もマスコミも妙に使いたがらないのですね。

なお、このOECD調査結果についてのコメントが、明日あたりどこかの新聞に出たりするかも知れません。

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コメント

原文を読んだ限りでは「社会人基礎力」という理解で読んでいたのですが、「成人力」だとなんか、matureな感じが・・・。
ところで、興味深いのは無期雇用と有期雇用との比較で、特に「読み書きそろばんPCスキル」以外の「generic skill」、そのなかの「learning at work」で、日本だけが他の国と違う傾向を示していることでした。他国は有期のほうが無期よりも学べているんですね・・・。

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