山崎文夫『セクシュアル・ハラスメント法理の諸展開』信山社
山崎文夫さんから新著『セクシュアル・ハラスメント法理の諸展開』(信山社)をお送りいただきました。ありがとうございます。
http://www.hanmoto.com/jpokinkan/bd/9784797267167.html
性差別とセクハラ法理の今日的課題
各国におけるセクシュアル・ハラスメント規制の流れと、その判例法理から、予防と問題解決を探る。さらに、成熟しつつあるわが国のセクシュアル・ハラスメント法理の現状と差別禁止法の行方・方向性を論究・提示する一冊。
というわけで、目次は次の通りです。
序
第1部 セクシュアル・ハラスメントと法的アプローチ
第1章 2006年均等法改正とセクシュアル・ハラスメント
はじめに
第1節 2006年改正均等法上のセクシュアル・ハラスメント概念
第2節 事業主の雇用管理上の措置義務
第3節 企業名公表・過料及び紛争解決援助
む す び
第2章 セクシュアル・ハラスメントと過敏な被害者問題
はじめに
第1節 アメリカにおける過敏な被害者問題
第2節 わが国における過敏な被害者問題
む す び
第3章 ジェンダー・ハラスメントの法理
はじめに
第1節 アメリカにおけるジェンダー・ハラスメントの法理
第2節 イギリスにおけるジェンダー・ハラスメントの法理
第3節 フランスにおけるジェンダー・ハラスメントの法理
第4節 わが国におけるジェンダー・ハラスメントの法理
む す び
第4章 セクシュアル・ハラスメントと性差別
はじめに
第1節 EUにおけるセクシュアル・ハラスメントと差別法理
第2節 EU指令とフランス国内法
む す び
翻訳資料 共同体法差別禁止分野への適合規定を定める2008年5月27日の法律
第5章 セクシュアル・ハラスメントと女性に対する暴力概念
はじめに
第1節 国連における女性に対する暴力とセクシュアル・ハラスメント
第2節 EU及びフランスにおける女性に対する暴力とセクシュアル・ハラスメント
第3節 わが国における女性に対する暴力とセクシュアル・ハラスメント
む す び
第2部 セクシュアル・ハラスメントに関する最近の法的諸問題
第6章 セクシュアル・ハラスメントと懲戒処分
はじめに
第1節 セクシュアル・ハラスメントと法規制
第2節 セクシュアル・ハラスメントと懲戒処分の基準
第3節 セクシュアル・ハラスメントと管理監督責任
第7章 セクシュアル・ハラスメントと労災補償
はじめに
第1節 アメリカの労災補償
第2節 わが国の労災補償
む す び
第8章 セクシュアル・ハラスメントと報復禁止
はじめに
第1節 わが国の報復禁止法制
第2節 EU諸国の報復禁止規定
第3節 アメリカの報復禁止規定
む す び
第9章 フランスのセクシュアル・ハラスメント罪と罪刑法定主義
はじめに
第1節 刑法典セクシュアル・ハラスメント罪
第2節 憲法院セクシュアル・ハラスメント罪違憲判決
第3節 セクシュアル・ハラスメントに関する2012年8月6日の法律
む す び
翻訳資料 セクシュアル・ハラスメントに関する2012年8月6日の法律及び司法大臣通達
第10章 台湾のセクシュアル・ハラスメント罪
はじめに
第1節 性騒擾罪
第2節 わが国とセクシュアル・ハラスメント罪
結 語
欧米だけではなく、台湾のセクハラ立法も盛り込まれています。中国語では「性騒擾」っていうんですね。
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