スピリチュアルな労務管理
『日本労働研究雑誌』の10月号は「人材育成とキャリア開発」が特集ですが、
http://www.jil.go.jp/institute/zassi/new/
ここでは巻末のベタ記事的な紹介記事を紹介しておきたいと思います。
いやいやブルデュー社会学をそう使うか、という意味で。
論文Today
「従業員を「スピリチュアルに」管理するとはいかなることか──ブルデューの「象徴暴力」概念に依拠した理論的研究」
小川 豊武(東京大学大学院学際情報学府博士課程)
ここで紹介されているのは、Kamoche とPinningtonの「Managing People 'Spiritually' : A Bourdieusian Critique」という論文です。
従業員が仕事にやりがいや「意味」を見いだすように組織管理するという話は、日本でも「やりがいの搾取」とかいう話とつながりますが、ここではブルデューの「象徴暴力」という概念に注目して分析しているようです。
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