森戸英幸『プレップ労働法[第4版]』はコロコロコミックに非ず
森戸英幸さんより、いまやおちゃらけ系テキストの決定版となった『プレップ労働法[第4版]』をお送りいただきました。
例によって「はじめに」からこういう調子です。
・・・スリムでちょっと小脇に抱えるとオシャレな厚さだったのは初版のみ。その後版を重ねるにつれてのバルクアップは避けられなかった。このままだと第4版は限りなく立方体に近づくのではないか、オマエはコロコロコミックかという懸念もあったのだが、今回1ページあたりの字数を増やすという裏技?偽装?により、ほんの少しだが第3版よりも減量に成功した。・・・
いや確かに、段ボール封筒から出して最初の印象は、森戸さん痩せたな・・・でしたな(違)。
どういう調子かは、たとえば、日本型正社員の「無限定」ぶり:
「地方はもちろん海外勤務もあり得るわけなんだけど、大丈夫ですか?」
「ハイ、総合職である以上、たとえ地球の果てまでも行く覚悟です!」
「仕事内容もね、理系出身といっても営業をやらせるかも知れないよ」
「ハイ、それもすべてお任せします!」
その流れで配転の不利益について:
「この転勤には応じられません。通常甘受すべき程度を著しく越える不利益が生じます」
「そんなすごい不利益が・・・・・・でそれはなにかね?」
「ハイ、熱烈な阪神ファンの私が甲子園に通えなくなります」
「アホか!ほなデーゲームも毎日通えるようにしたるわ!」
吉本の漫才ではありません。
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初めまして。
いまちょうどこの本を読んでいて、ほんとうにすごくいい本に出会えたなと思い、この本のこと、森戸先生のことを調べているうちにここにたどり着きました。
労働法も法も法律もなにもかも素人ですが、労働について興味があり時々目にとまった本を読んでいる者です。
本の出会いもそうですが今回はいい先生方を知ることが出来てとても大きな収穫だったと思います。
またお邪魔させくださいませ。。。
投稿: ぶん | 2013年11月25日 (月) 23時12分