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2013年9月 8日 (日)

本日の読売社説 on ブラック企業

本日の読売新聞の社説が「ブラック企業 若者の使い捨ては許されない」と論じています。

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20130907-OYT1T01227.htm?from=ylist

若者に過重労働を強いる「ブラック企業」が社会問題となっている。

厚生労働省は、離職率が極端に高く、サービス残業や賃金未払いが常態化している企業約4000社を対象に、立ち入り調査を始めた。

悪質な企業については、社名を公表するという。実態を把握し、指導を強めてもらいたい。

・・・弱い立場の若手社員が、泣き寝入りしないためには、過酷な労働実態を訴える声をすくい上げる体制整備が、まずは欠かせない。

厚労省は、若者からの電話相談窓口を新設する。弁護士団体やハローワークも相談業務を拡充する方針だ。“駆け込み寺”として有効に機能させたい。

といった記述の最後に、我が意を得たりの次のような提言がちゃんと書かれています。

欧州連合(EU)では、24時間につき連続11時間以上の休息を社員にとらせることを企業に義務づけたルールがある。

日本では、労働基準法で労働時間の上限が定められてはいるが、労使が特別な協定を結べば、企業が事実上、際限のない長時間労働を社員に課すことができる。

EUなどの例も参考に、過度な長時間労働を抑える仕組み作りも、今後の課題だろう。

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