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2013年8月14日 (水)

『若者と労働』書評いくつか

51wzbmhka5l__sx230_新刊の拙著『若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす』(中公新書ラクレ)に対して、早速いくつかのブログ等で書評を頂いております。心よりお礼を申し上げます。

まず、田中萬年さんの「職業訓練雑感」

http://d.hatena.ne.jp/t1mannen/20130811/1376182861

未だ拾い読みしかしていませんが、濱口さんが「かなり読みやすいものになった」と記しているように、理解がスムーズである。

・・・私も労働問題について素人なりの整理をし、何となく理解していた事が明解に説明されていて、あながち間違いで無かったことに安堵することができた。

・・・上のように本書は職業訓練問題とも深く関わった解説となっており、職業訓練関係者が知っておくべき労働問題書として参考になると思われる。

次に、労働弁護士の水口洋介さんの「夜明け前の独り言」

http://analyticalsociaboy.txt-nifty.com/yoakemaeka/2013/08/post-7dc8.html

「ジョブ型」と「メンバーシップ型」をキイワードとして、日本の若者の雇用問題を鮮やかに解説されています。特に、欧米のジョブ型労働社会を若者の「就職」の視点から詳細に紹介し、日本の若者の「入社」との差異が詳述されています。

・・・若者の雇用という視点から、労働社会の在り方を、広く深く検討する好著です。

水口さんとしては、やはり「処方箋」のジョブ型正社員が気になるところでしょう。

・・・ただ、「ジョブ型」と呼ぶのは、私にはしっくりきません。欧米のように「ジョブ」が社会化されていないにもかかわらず、敢えてジョブ型と呼ぶ必要があるでしょうか。

最後に、アマゾンのカスタマーレビューに、Tomさんが長めのレビューを書き込まれています。

http://www.amazon.co.jp/dp/4121504658

刊行前にウェブで見たまえがきや目次から、実はこれこそ今から社会へ出る学生さんを中心とした若い人々に、「雇用されて働くこととはどういうことか」、「個人と企業組織の関係」についてぜひとも読んでほしいと思っていました。ところが実際に読んでみて、これは企業の人事部門の人々や、感情論的あるいは情緒的視点から評論する一部の学者などにじっくり読んでほしいものだと思いました。

・・・優しい語り口で書かれていますから、学生さんなど若い方々にとっても素晴らしいテキストです。社会へ出て仕事に就くということは大変なことなのだと認識できると思います。本来ならば、この本の内容も交えた労働法教育を大学3年次の時に、教員や行政マンなど総動員して教えるべきと考えますが、そのような姿が実現していない中、濱口先生の本をテキストにしてぜひ勉強してほしいと思います。


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