拙著書評@「山下ゆ」の新書ランキング
ネット上の新書書評サイトとして有名な「山下ゆ」さんの新書ランキングで、拙著『若者と労働』が取り上げられました。点数は8点です。
http://blog.livedoor.jp/yamasitayu/archives/52043998.html
『新しい労働社会』(岩波新書)が非常によかった著者による「若者と労働」をめぐる問題点を分析した本。地に足の着いた議論を進めていながら、同時のかなり論争的な本でもあると思います。
「論争的」と評されているのは、ジョブ型正社員という処方箋に関するところと、文化系大学に対する「dis」の2点です。前者は「ほんとにそううまくいくの?」というまことにもっともな疑問。後者は「このあたりの「学問」を「職業」に従属させるような書き方にカチンと来る人もいると思います」と。
ただ最後にこう書かれています。
ただ、「論争的」とはいっても、「放言」的な部分はなく、いずれも歴史的な分析などに基づいています。提言については賛成出来ない部分がある人であっても、現状認識として読んで有益な本であることは確かです。
なお、山下ゆさんが『新しい労働社会』を書評されたのは:
http://blogs.dion.ne.jp/morningrain/archives/8609468.html
です。
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