「日本型雇用」の功罪めぐり海老原、濱口両氏が講演
本日開かれた海老原さんとの共演会(?)が、早速アドバンスニュースに報じられていますね。素早い・・・。
http://www.advance-news.co.jp/news/2013/06/post-866.html
NPO法人、人材派遣・請負会社のためのサポートセンター主催「2013年第2回派遣・請負問題勉強会」(アドバンスニュース協賛)が20日、東京・両国で「迷走する日本型雇用に決着点はあるのか!」をテーマに開かれた。この日は、派遣・請負も含む雇用システム全体を取り上げ、政府の規制改革会議などでも議論された旬のテーマとあって、会場は約250人の参加者で満席となった
この日の講師と演題は、ニッチモの海老原嗣生社長の「こんなに良かった、日本型雇用」と労働政策研究・研修機構の濱口桂一郎統括研究員の「ここが変だよ、日本型雇用」。講演後は、2人の対談「だからどう変える?これからの日本型雇用」が行われた。
私の話については:
濱口氏は、日本と欧米の雇用システムの違いから、欧米では若者の雇用が主要問題であるのに対して、日本では主に中高年が問題になっていたことを指摘。しかし、バブル崩壊後は「正社員の少数精鋭化」の傾向が強まり、日本型雇用システムと労働法制とのギャップが拡大し、日本でも若者の雇用問題が焦点になってきた経緯を解説した。そのうえで、今後、実現可能な改善策として「ジョブ型正社員」「デュアル型職業大学」の充実などの必要性を示唆した。
とのことです。
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日本型雇用システムの原点として、終戦直後の「生産管理闘争」をあげられたのが強く印象に残りました。
投稿: kメギシ | 2013年6月21日 (金) 12時08分