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« 『季刊労働法』241号 | トップページ | ジョブ型雇用を目の敵にするとこういう議論を否定できない »

2013年6月19日 (水)

平成25年度労働基準監督官A採用試験(労働法)

平成25年度労働基準監督官A採用試験専門記述問題が資格の学校TACのサイトにアップされていますが、この労働法の問題があまりにも時宜にはまっていてなんとも。

http://www.tac-school.co.jp/sokuhou/komuin/pdf/1306roudo_mon.pdf

第1問はごく普通の100字説明問題ですが、第2問が:

(2)次の事例を読んで,下記①~③の設問に答えよ。

飲食店をチェーン展開するA社では, 入社後の半年間を研修期間と位置付け、研修期間中は店舗経営の全体像をつかむための研修として,本来の終業時刻の後の2時間, 配属先店舗の店長の指示のもと店長見習いとして業務を補佐することとされていた。また毎日始業30分前に出社し,店長とその日の研修内容について打ち合わせることが義務付けられていた。加えて月1回程度,先輩職員による研修が企画され,参加は自由とされていたが、結果として毎回新入社員全員が参加していた。A社は,研修期間中は残業をさせていないとして時間外手当(残業代)は一切支払っていない。

また, A社は能力主義をうたっており,業務評定や研修のレポート内容を基に、能力が高いと評価した者を、研修期間後すぐに本社の企画部門に配属するか又は各店舗の店長職に充てるという取組をしていた。

A社では,本社の企画部門については業務発想力の勝負であり、労働時間と成果は比例しないとの考えから,企画部門の職員は研修期間終了直後の者も含め、全員出勤・退社時間や休憩時間は自由とされている。

ある日,所轄の労働基準監督署に対して研修期間直後店長職となったA社の Bから,「自分は店長であり管理監督者であるから残業代の支払いはないとA社本社から言われているが,時間単価に換算した賃金額が同じ店舗のアルバイトよりも低いのは問題でないか」という訴えが寄せられた。A社では,アルバイトについては本社が一括採用し,各店舗に割り振っており、また店長は営業時間中は店舗に常駐し、人員が不足した場合にはアルバイトと同様レジ打ちや配膳等をこなすこととされ,実態としてBの労働時間の大半は,アルバイトと同様の業務態様となっていた。

① 研修期間中は残業代を支払わないとしているA社の対応について,労働基準法上の問題点を簡潔に論ぜよ。

② A社の企画部門における労務管理について,労働基準法上の問題点を簡潔に論ぜよ。

③ Bの訴えが事実であった場合, Bを管理監督者として取り扱うA社の対応について,労働基準法上の問題点を簡潔に論ぜよ。

それぞれ労働時間性の問題、企画業務型裁量労働制の適用可能性、そして管理監督者該当性の問題ですね。

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