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2013年5月23日 (木)

柴田悠「いま優先すべきは「子育て支援」」@『g2』

Book13m_2講談社の『g2』という雑誌は、旧『月刊現代』の後継だそうですが、その最新号が「これでいいのか?アベノミクス」という特集を組んでいて、

http://g2.kodansha.co.jp/1251.html

そこに、「気鋭の社会統計学者」柴田悠さんの「いま優先すべきは「子育て支援」という文章が載っています。

古市憲寿さんがこうつぶやいているので、関心を持った方も多いのではないでしょうか。

https://twitter.com/poe1985/status/337087284086190081

今回の『g2』(vol.13)がとっても面白い。特に柴田悠さんの「いま優先すべきは「子育て支援」」。子育て支援・女性の労働参加、自殺予防対策こそが経済成長にプラスの効果を持つことを統計学的に実証。荻上チキさん的な人は、絶対に読んだほうがいいよ(エア呼びかけ)。

柴田さんが日本を含む先進18カ国のOECDや世銀の国際データを使って見いだした「経済成長を左右する5つの要因」とは?

1 「政府による老齢年金支出」が増えると、(同年の)経済成長率が下がる。

2 「政府による子育て支援現金給付支出(児童手当など)」が増えると、経済成長率が上がる。

3 (保育サービス拡充や介護サービス拡充などによって)「女性の労働参加率」が上がると、翌年の経済成長率が上がる。

4 「自殺率」が高まると、経済成長率が下がる。

5 「政府による開業奨励金支出」が増えると、翌年の経済成長率が上がる。

こうして柴田さんは提言します。

・・・安倍政権が「成長戦略」を掲げるならば、「規制緩和」によって民間投資を促進するだけでなく、「高資産高齢者への老齢年金給付」を削減し、浮いた公費で「子育て支援」(とりわけ保育サービスと児童手当)を全面的に拡充すべきだ。

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なんでも縮めて(簡略して)言うという昨今の風潮には、なかなかなじめない。少し気をゆるす(?)と、外来語でも、造語でも、お構いなしに略されてしまう。日本語という言葉の難しいところで…「マタハラ」には、さすがに絶句した。しかも、最初に見たのが「連合」のHPだったし、橋下市長の異様な発言が大きくクローズアップされていたことと連動し、正直、あまり良い感じが持てなかった。それは「女性手帳」や「妊活」などの言葉にも感じる。どうしても子どもを産めない女性にとっては、言葉自体が一人歩きし、鋭く傷つけること...... [続きを読む]

受信: 2013年5月26日 (日) 07時10分

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