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2013年4月14日 (日)

一体、日本のどこが世界一解雇が難しい終身雇用の国だっていうんだ

112050118「会津」さんが、読書メーターで、拙著『日本の雇用終了』について、次のように簡評していただいております。

http://book.akahoshitakuya.com/cmt/27847405

読了…はしてないけど一旦読了扱いで。 労働法のしばりが機能してない領域で、いかに無理無法がまかり通ってるかがレポートされた良著。 有給使ったから解雇、気に入らないから解雇、就業規則を確認したら解雇。 一体、日本のどこが世界一解雇が難しい終身雇用の国だっていうんだ。


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コメント

池田氏のいたNHKや城氏のいた富士通は解雇が難しい終身雇用の企業なんでしょう。でもそれは「国」じゃないです。彼らはそれが分からない。大企業と中小企業では所属する国家が違うとでも言うんでしょうか?日本国は中小企業が中心の国だと私は思っていたのですが、解雇規制緩和論者の頭の中では違うようです。彼らは何国の住人なんでしょう。

「労働法のしばりが機能していない」という記述は法規ではなく、事実のレベルでの議論ですよね。
「労働法のしばりが機能していない」状態は単に厚労省の怠慢なのではないでしょうか。
「厚労省がこんなにも怠慢しているのにお前らは理解していない!」と言わんばかりの言説は理解に苦しみます。
叱責の名宛人は第一義的には厚労省なのではないでしょうか。

やや誤解があるようですが、労働基準法のような公法的規制法規と違い、解雇などの労働契約法制は私法ですから、行政は調整機能のみで、是非の判断は裁判所に行かないとそもそも出ません。

契約法上の不当解雇に関する限り、厚労省が怠慢と叱責をされても困るでしょう。たとえば監督官が「これは客観的に合理的理由を欠く解雇だ」などということはそもそもできないというのが全ての出発点にあるのです。

その辺は、本書でもちゃんと書いたつもりですが。

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