残業代ゼロ法案@『週刊ポスト』
『週刊ポスト』4月12日号が、6年前とまったく同じ感覚で「安倍が目論む『残業代ゼロ法案』(ホワイトカラーエグゼンプション)であなたの給料は3割減る」という巻頭記事を載せています。
で、私も電話で取材を受けて、何カ所かに私の発言が載っているんですが、一番熱を入れてしゃべった物理的労働時間規制こそが重要というところは残念ながらスルー。
載っているのは、「残業代で稼ぐ日本の特殊性」のところと、7年前の議論への批判のところです。後者は以下の通り。
前出の濱口氏はこう言う。
「経営側の本音は、残業しても成果が上がらないホワイトカラーに残業代は払いたくないというもの。長く働けば多くの製品を生産できるブルーカラーとは仕事の内容が違うのだから、ホワイトカラーの仕事を時給で計算するのは無理があるが、それなら金は払えないから残業するなと本音で交渉するべきです。それを“仕事と家庭の両立”“家庭にいる女性が働きやすくなる”」など、本質からはずれた理屈を持ち出してごまかそうとするから批判を浴びる。今の議論は7年前の失敗に懲りていません」
読者もそうでしょうが、自分でも言いながら、ものすごいデジャビュを感じていました。デジャビュ全開です。
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