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2013年4月 2日 (火)

しんぶん赤旗 on 限定正社員

本日のしんぶん赤旗の主張が、限定正社員に対して猛烈な批判を繰り広げています。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-04-02/2013040201_05_1.html(限定正社員 「多様な正社員」の落とし穴)

もちろん、いろんな考え方があって良いのですが、なんだかいいとこ取りをすると始めから決めてかかっているような・・・。

日本のように人間らしく働くルールが弱い国での正社員化は、企業による強い支配従属関係に入ることになります。普通の正社員でさえ長時間・過密労働できびしいのに、「限定」された低水準の待遇で、正社員としての高い目標を押しつけられる雇用形態はあってはならないものです。

いや、「正社員としての高い目標」って、契約で決まった仕事をきちんとするというのは世界中どこでも当然のことであって、「あってはならない」どころかそうでなければならないわけだし、今の日本型正社員が会社の命令権に限度がないので「長時間・過密労働できびしい」のをとらえて、「普通の正社員でさえ」と、それ以上に厳しいかのように描くのはいささかなのではないかと。

いや、そういういいとこ取りをしたがる会社は当然出てくるでしょうし、そういう趣旨ではないと言うことをきちんと徹底していかなければ行けないのは当然ですが、それにしても、「普通の正社員でさえ」はないでしょうに。

そして、返す刀で、

限定正社員の場合、危険なのはリストラで地域、業務がなくなったら解雇が必至です。このための解雇自由のルールが伴って出てくる可能性もあります。正社員の雇用形態を破壊し、不安定雇用化へと激変をもたらすきわめて重大な動きといえます。

いや、それがヨーロッパの普通の正規労働者なんですけど、それが「正社員の雇用形態を破壊し、不安定雇用化へと激変をもたらすきわめて重大な動き」と。是非、ヨーロッパに行ってそう言ってきてほしいですね。あんたらなんか、日本型正社員から見たら不安定雇用なんだ、と。確かに、日本型正社員の雇用安定・職業不安定から見れば、あちらは職業安定・雇用は中くらい安定ですけど。

それと、ジョブがないのは解雇の正当理由というのを「解雇自由」とごっちゃにするのは、ある種のねおりべな方々が泣いて喜ぶのではないかと思いますよ。日本に比べても、貴様ぁ解雇を認めてなんかいませんよ。

そこまでいうなら、「リストラで地域、業務がなくなっ」ても解雇されることがないように、平生からいかなる会社の命令にも従うようにしておかなきゃいけない、ことになるわけなんですが、それがそのいうところの「日本のように人間らしく働くルールが弱い国での正社員化は、企業による強い支配従属関係に入ることにな」っていたわけなんですけど。そっちの方がいいのでしょうか。

いや、そっちの方が良いというのは立派に一つの考え方なので、それならそれで一貫するならば別に文句は言いませんけど、そうでもない。要するにこれは、竹中平蔵氏のようないいとこ取りの議論の正反対に位置するもう一つのいいとこ取りの議論じゃないですかね。

実は、そういういいこと取りの典型的な議論がここにありましたが、

https://twitter.com/tashi_masa/status/317816104514883585

雇用の「地域限定」「職務限定」というのは、平常時と経営危機など緊急時の2つに分けて考えるべきだ。平常時は、経営者の好き勝手に配置転換されたら困る。だが、怪我で現在の職務につけないときは職務転換してほしいし、経営危機なら別地域への配転も考慮する。常に労働者の利益優先であるべきだ。

常に会社の利益優先というわけに行かないのと同様に、常に労働者の利益優先というわけにも行かない、というのが、労使関係の論理というものなんですがね。

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