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2013年4月12日 (金)

「不当なクビ切り横行も」暗中模索の雇用流動化 解雇規制緩和@サンケイBIZ

本日のサンケイBIZの「「不当なクビ切り横行も」暗中模索の雇用流動化 解雇規制緩和」という記事に、わたくしの発言も少し載っています。

http://www.sankeibiz.jp/econome/news/130412/ecd1304120800000-n1.htm

政府の産業競争力会議(議長・安倍晋三首相)で、民間議員が提案した解雇規制の緩和が議論を呼んでいる。企業経営者らは正社員の解雇をしやすくすれば不採算部門からの撤退が容易になり、競争力向上につながると期待しているのに対し、専門家の間には「不当なクビ切りが横行しかねない」との慎重意見も強い。安倍政権は、従来の雇用維持重視から労働移動を促進する姿勢に転じているものの、6月に策定する成長戦略で具体的な緩和方針を打ち出せるかは不透明だ。

・・・これに対し、労働政策研究・研修機構の濱口桂一郎・統括研究員は「解雇を議論するならば、雇用形態のあり方も含めて考えるべきだ」とくぎを刺す。

 日本企業の正社員は手厚く雇用が守られるが、代わりに企業の人事権が強く、勤務地や職種の自由度が少ない。濱口氏は「解雇しやすさを追求すれば、企業の権利だけがより強まり、不当な解雇が可能になる恐れがある」と指摘する。・・・

電話取材だったので、若干趣旨がずれているところ(「勤務地や職種の自由度が少ない」のではなく、限定がない、つまり企業側の自由度が大きい)もありますが、おおむねこういうことです。

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