秋闘で労働法研修を妥結
『労働新聞』5月6日号に、興味深い記事が載っていました。
秋闘・日本介護クラフトユニオン 労働法研修を妥結
という見出しで、
介護労働者らでつくるUAゼンセン・日本介護クラフトユニオンが秋期労働条件闘争で会社側に要求していた「労働法規の研修実施」で一定の成果が上がっていることがわかった。妥結の前提に掲げた会社の費用負担などの条件もほぼクリアし、上々の成果(政策局)としている。・・・
今まで、会社側に労働法研修を要求して実現したという実例があるのかどうかわかりませんが、これはなかなかいいポイントを突いたやり方かもしれませんね。
・・・法律に基づく何らかの措置を求める要求ではなく、労働法そのものの研修機会を会社側に提供させることで職場環境の充実を狙ったのが今回の要求で、受講する労働者にとっては権利意識の向上や働くもののわきまえを涵養する機会になり、研修機会を提供する会社にとっても、自治体監査通過のメリットや研修実施者としての責任感高揚といった効用が期待できる。・・・
このアイディア、ほかの労働組合でも真似してみる値打ちはありそうな・・・。
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