『近江絹糸人権争議オーラル・ヒストリー(1)』
労働オーラルヒストリーでその名も高い梅沢・南雲・島西グループによる新たなレポートですが、これは大阪で気を吐いているエル・ライブラリーの谷合香代子さん、千本沢子さん、関西女の労働問題研究会の伍賀偕子さんも加わり、もと近江絹糸労働組合の小林忠男氏の話を聞いたもので、表紙の一番上には「エル・ライブラリー労働史オーラル・ヒストリー・シリーズ」と書かれています。
近江絹糸人権争議は戦後労働史で大変有名ですが、争議後組合は分裂していて、それは経営立て直しをめぐって夏川社長と大株主の銀行が対立し、主流(全繊)派は銀行側、反主流(総評)派は夏川社長側に立って対立してるんですね。
これは(1)で、さらにこの争議のオーラルヒストリーは続いているそうです。
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