メンバーシップ型非正規・・・とも言えないし
ギルガメさんのツイートから、
https://twitter.com/girugamera/status/311841796315566082
濱口さん的によると、日本の非正規雇用はジョブ型だって話なのだけど、最近うちの職場では非正規雇用にバシバシ転勤の発令が出てる。フルタイムで働き、サービス残業を強制され、正社員のシフトの穴埋めを優先的に回され、転勤し、時期が来れば解雇。なんだこれ。
ジョブ型正社員の反対のメンバーシップ型非正規か、とも思ったけれど、それで「時期が来れば解雇」ってんだから、全然メンバーシップなんか無いじゃないか。
まさに「なんだこれ」。ただの悪いとこ取り、会社側からすればいいとこ取りだけど。
下手するとこういうのが横行するから、気をつけないといけない。理屈だけではいかない。
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非正規のみならず、正社員でも特定派遣してしばらく稼いだら会社を畳む、というビジネスモデルなら雇用期間や雇用形態の規制は簡単に無力化できそうですね。
残業代不払いがあっても請求が溜まる頃に会社は無く、役員個人の賠償責任を問うのは至難ではないでしょうか。経営当時に将来畳むつもりだったという立証などできなさそうですし。
ただ社会保険加入者の数は確保でき、年金財政には資すると思います。
投稿: hoge | 2013年3月14日 (木) 12時40分
初めてコメントさせていただきますが、自分の職場でもそうなのですが、経営者がなまじ変な理論武装をして、「今までのサラリーマンは人生を犠牲にする。これからは非正規で気楽に働けるようにするべきだ」なーんて甘い言葉を並べつつ、実態は、非正規なのに正社員並みの責任と負担を要求する、みたいなケースが見られます。問題は、肝心の非正規雇用者本人が知識をもっておらず、ブラックな正社員と自分を比較し、それに比べればまだマシだ、的に、そんなわけのわからない待遇に甘んじてしまう、ということだと思います。残業やイレギュラーな業務、場当たり的な業務変更にもかかわらず、昇進もボーナスも社会保障もない(労災保険すらない)、ということがいかに異常な事態か、というのが、若い非正規雇用者にはわからないんですね。でも、肝心の本人が言わない限り、「本人が納得してるんだから」で済まされてしまう。自分としても、メンバーシップ型雇用以外の選択肢が増えていくのは望ましいとは思うものの、非正規あるいは準正規の人は、結局自分を守るのは自分しかない立場になるわけで、どうやってそういう人に、自分の立場に対する情報や知識を与えて、経営者と渡り合っていけるようにするか、というのが、これから一番気をつけなくてはならないと思います。
投稿: やぶらこーじ | 2013年3月24日 (日) 00時08分